テクノエイト株式会社様【iJIT】内示業務の脱Excel化&月次締め作業の効率化を実現!!
所在地 | 愛知県瀬戸市暁町1番地 |
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設立 | 1948年9月 |
資本金 | 4億9千5百万円 |
売上 | 非公開 |
従業員数 | 1,047名(連結) 611名(単体) (2025年3月期) |
事業内容 | 自動車部品のプレス加工 溶接、塗装、組付け、金型設計製作 |
URL | https://www.technol-eight.co.jp/ |

テクノエイト株式会社様の特徴
「アルミといえばテクノエイト」。創業時より自動車メーカーと共に歩み、自動車部品の開発・製造・販売に携わる。
特に、高度なプレス加工と世界最軽量のアルミニウム加工技術を得意領域とし、自動車の燃費・操作性・乗り心地や安全性向上に貢献。
現在では、新たな事業の柱として超ハイテン材加工にも取り組み、2023年以降も新工場を建設し、生産体制を強化。

導入背景
当初、運用していたホストコンピューターの保守期限到来を機に新システムへの移行を検討。また、当時はホストコンピューターを扱える人材が不足していたこともあり、カスタマイズも困難な状況であったため、自動車業界向けのパッケージ製品を導入することとなった。
当初は業務プロセスを極力パッケージ製品に合わせ、カスタマイズを最小限に抑える方針で導入を進めていたが、結果的に多くのカスタマイズが必要となり、本来の目的とは大きく乖離した。加えて、パッケージ特有の制約が厳しく、動作のパフォーマンスにも課題があったため、自社業務に適合させることが困難な状況が続き導入効果は限定的であった。
「パッケージのカスタマイズも限定的で、柔軟な対応が難しい状況でした。そうした中で、次第に運用上の矛盾が顕著になり、『改めて業務プロセスの見直しとともにシステム導入すべき』との判断に至りました。」
とDX推進室岩井氏は当時を振り返る。
導入の決め手
導入システムの選定時には候補となる3社を比較検討し、新システムの選定を行ったという。
「候補の中でもJTSさんは業務知識が非常に豊富であり、当社の業種と近しい企業を数多く手がけておられることもあってか、当社の業務内容に対する理解度が高く、特にプレス加工に関する話題についてはスムーズに意思疎通を図ることができました。こちらから少しお伝えするだけで、すぐに意図を汲み取っていただけるなど、業界知識に裏打ちされた対応力の高さが非常に印象的でした。」(佐藤氏)
以前のパッケージ製品導入時には、システム会社SE様との意思の疎通が不十分であったため、完成したシステムと要件との間にギャップが生じてしまい、その点が大きな不安要素として残っていたという。JTSとは初期の段階から円滑なコミュニケーションが確立されており、要望や意図を的確に汲み取った対応がなされていたとのこと。そのため、導入プロセスにおいても不安を感じる場面はほとんどなかったという。また、提案されたパッケージの機能が業務要件に対して高いFit率だったことも、スムーズな導入・運用を実現できた要因の一つだという。
「『iJIT』は過去の実績が豊富であり、パッケージとして十分に整備されていた点を評価しました。そのため、大きなカスタマイズを加えることなく、標準機能を活かしながら導入できるという見通しのもと、同製品の採用に至りました。」
とDX推進室岩井氏は語る。
導入の効果
内示情報の取り込みや関連処理については、以前と比較して大幅に効率化されたという。従来は処理が遅く、必要なデータを一度外部に出力し、社内でExcel等を用いて手作業で加工・処理する必要があった。さらにそのデータを各部門にメールで配信する等、煩雑な対応が求められていた。
「現在では、システム上で基本的な処理が完結し、ボタン操作等でスムーズに依頼やデータ連携が行えるようになりました。これにより、従来発生していた手間や時間的な制約が解消され、業務負荷の軽減にもつながっています。」(岩井氏)
また、売上計算については、処理速度が大幅に向上し、業務負荷の軽減に寄与したとのこと。締め作業全体のスピードも改善され、締め処理までのタイミングが早められたことは、業務の効率化という点でも非常に有効であった。従来の手作業に比べて操作性・整合性の両面で改善が見られ、現場からも一定の評価を得ているという。
さらに、鋼材管理業務では、従来全て手作業で対応していた工程をEDI化したことで、非常に大きな効果が得られた模様。
「業務の自動化により処理負担が大幅に軽減され、体感としては1名分の工数削減に相当するほどの生産性向上が実現されました。部門別に見ても、調達部門と資材部門においては、導入効果が明確に現れました。当初想定していた効果予測を上回る成果が得られており、特に業務効率や作業負荷の軽減といった面で、大きな改善が見受けられました。」(佐藤氏)
今後の展望・改善したいこと
「現在は複数の方針を比較検討している段階ですが、将来的には、計画立案や実績と計画の比較分析などにも『iJIT』を活用し、蓄積されたデータを基に高度な意思決定を支援する基盤としての発展を目指しています。」(佐藤氏)
そのために、単独ツールとしてではなく他システムとの連携も視野に入れながら、分析機能や活用範囲を段階的に拡張していく構想があるという。当面は売上や経営指標などを中心に進めていく計画ではあるが、現場側の情報との連携が整えば、生産性や能率といった領域にも対象を広げ、実態把握と高度な分析を通じて、より戦略的な経営判断につなげていくことを目指している。
JTS担当者からの声
関係者の皆さまには非常に協力的にご対応いただき、プロジェクト全体の管理・運営においても、大きな問題や混乱もなく、スムーズに進めることができたとのこと。
「テクノエイト様からのニーズを的確に明文化し、仕様として落とし込む部分においては一定の難しさもありましたが、プロジェクトの中でも特に意識するようにしました。」(JTS小池)
「日頃のやり取りの中で『こちらの意図を汲み取ってくれる』という信頼関係が構築され、常に的確なご提案として返していただける姿勢に心強さを感じました。」(佐藤氏)

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